今朝の驚きは、米国第2位のソーシャルネットワークサイト(SNS)のFacebook(フェースブック)が、なんと第1位のMySpace(マイスペース)を、グローバルの5月の月間ユニークビジター数で、追い抜いたというニュースです。オンライン計測会社のcomScoreによれば、グローバルで、Facebookの5月のビジター数は、1億2390万人、MySpaceが1億1460万人と、首位逆転となりました。
1年前は、MySpaceが1億950万人、Facebookはわずか470万人だったことを考えると、Facebookの過去1年間の急激な成長は、MySpaceの独壇場だったSNSの地図を塗り替えています。この急成長の大きな要因は、外部のインディペンデントの開発者にアプリケーション作成を開放したことですが、もう一つ今年に入って中国とロシアに進出したことがグローバルにおける首位獲得に貢献しています。
米国市場では、5月のMySpaceは7370万、Facebookは3560万と、MySpaceは2倍以上の差をつけて、首位をキープしています。ただし、「MySpaceからの避難民」と呼ばれる人たちがFacebookに流れてきているのは、事実です。MySpaceのサイト上で、様々なプロモーションやマーケティング活動が活発化して、非常にコマーシャライズされていったために、それを不快に思う人たちが、Facebookに移っています。MySpaceも、こうしたユーザの不満を真剣に受け止めており、ユーザサイドに立って、サイトの使い勝手やデザインを考えると発言しています。
ここでのポイントは、オンライン上でブランドや製品に関するWOM (Word of Mouth:クチコミ)が最も多く生まれるSNSを、単純に「トラディショナルな広告を掲載をするメディア」として捉えて、従来と同様な広告活動をすれば、ユーザは逃げていくという点です。SNSは、インタラクティブで、おのおののユーザの関心にあったユニークなマーケティング活動をしてこそ、効果が現れます。そうした創意工夫、および手間隙をかけないマーケティング活動では、高いROIは得られません。インディペンデントのデベロッパーたちと一緒になって、ユーザ目線で開発したアプリケーションをうまく活用して、ユーザをInvolve(参加させる・巻き込む)するブランデットキャンペーンの展開、それが出来るとユーザとのエンゲージメントが可能となると思います。
「消費者がマーケティングをドライブする時代」では、企業は「おもてなし」の気持ち、これを忘れないことが大切です。

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