今日はもう一つYouTubeネタです。今、「YouTubeセンセーション」と呼ばれて、11日にアップロードされたヴィデオが、すでに678万ビューを記録しています(このヴィデオの埋め込みは許可されていないようで、リンクのみです)。
「American Idol(アメリカン・アイドル)」の英国版TV番組「Britains Got Talent」に現われたSusan Boyle(スーザン・ボイル)のヴィデオシーンは、今、世界中で閲覧されています。47歳の教会のボランディアワーカーがステージに登場した時に、審査員も含めて、誰もが彼女が天使の歌声ともいうべき歌唱力を持っていることを予想していませんでした。彼女に対する審査員のシニカルな態度は、彼女が、ミュージカル「Les Miserables(レミゼラブル)」の「I Dreamed a Dream」を歌い始めた時に、驚愕の表情に変わり、会場のオーディエンスの熱狂とともに、Susanの歌唱に圧倒されたようでした。
アメリカンアイドルの毒舌的な審査員として有名なSimon Cowell までも「extraordinary」と評し、Piers Morganは「stunning performance was "the biggest surprise I've had in three years of this show」と絶賛しています。11日の放送は、6000万人の英国人口のうち1140万人が視聴したといわれています。Susanは、3人の審査員から「Yes」をもらうと、拳をふりあげてアタマを振りながら足を踏み鳴らすというスコットランド人的なアクションが入り、大いに盛り上がりました。英国では「Underdog(負け犬)」を応援する傾向があり、彼女のシリーズ勝利が実現すると、かなりドラマティックな流れになるので、今後の動向は大いに注目したいと思います。
Susanのまるで一度も美容院に行ったことがないヘアスタイル、物凄い迫力の眉、教会に行く時のワンピースといった感じのドレスと黒のストッキングに白のハイヒールという組み合わせ、どれをとっても現在のポップカルチャーから大きく離れており、個人的には彼女のアンチ・ポップカルチャー的な出現を大いに喜んでいます。YouTubeのコメントを読むと、すでに彼女のメイクオーバー(プロが彼女の容姿をソフィスティケートにする)に関する論議が出ていますが、私は農場からそのまま出てきたような彼女の荒削りの容姿を大事にしたいと思います。さて、さて、どうなることか?

スーザン・ボイル
ぼくも心底、涙したYou Tuber(?)の一人です。
選曲もよかったですね「I Dreamed a Dream」。
感動して別のプロが歌う同曲も聴いてみましたが
どこか、こざかしいというか。ボイルさんの比ではなかった。
何故こうも違うのか。
思うに、ボイルさんの“Innocent”の故でしょう。
ぼくは昔、「あなたは わたしの心に石を投げ込むのよ」といわれ
失恋したことがありました。
以来、“純粋なことは暴力なんだ”と悟り、シニカルに生きるようになってしまった。
(そこからはウソのように、ふつうにモテだしましたがね)
大人になるために、母にもらった宝石を捨てた。
・・・もちろん後悔はしていませんよ。それも人生の一部。
でもボイルさんの歌声を聴いて、あの時の宝石がポケットから出てきた。
捨ててたわけじゃなかったんですね。
ぼくは、この歳になってまた成長できた。
この宝石は、ポケットに入れて、死ぬまで大切にします。
スーザン・ボイル。
あなたの夢だったプロ歌手になって、いつまでも世界を魅了してほしい。
でもスーザン・ボイル。
願わくば、どうか、そのままで。あなたが持ち続けた宝石だけは
捨てないで。
投稿情報: きゃっつ | 2009年4 月17日 (金) 19:06