Obama(オバマ)は、早くて、明日20日(水)、遅くても22日(金)には、副大統領(VP: Vice President)を発表すると言われています。大統領候補として最初で最も重要な「Judgment(判断)」となる、副大統領選びは、過去2ヶ月間、メディアやブログ圏の大きな関心事でした。オバマは、この選択を、真っ先に、彼を支持しているサポーターたちに知らせるために、「Eメールとテキストメッセージ(携帯電話)」で、直接発表するとしています。私も、今週中には、オバマキャンペーンから、Eメールで、VPの名前が知らされるはずです。
これも、彼のグラスルーツの手法の一環です。14日には個人献金者が200万人を超えるという記録を生み出したオバマキャンペーンは、この献金者の200万人以外に、私のようにメールアドレスのみを登録している人を加えると、とてつもない数の人間が、この情報を同時に受信することになります。これは、巨大なバズを一気に創出することを意味し、オバマ陣営の新しい政治キャンペーンの手法として、非常に評価できるものです。
来週の月曜日25日から、デンバーで民主党の党大会が開催されますが、その前にVPを発表して、「Running mate(副大統領のこと)」とともに、一気に党大会で全米レベルの注目を集める戦略です。オバマ陣営のVPとして名前が挙げられているのは、以下の3人です。
この3名以外に、クリントンサポーターの強い願いとして、「Hillary Clinton(ヒラリー・クリトン)」、さらにカンザス州の女性州知事Kathleen Sebeliusの名前も挙がっています。ただし、この2人の可能性はかなり低いと見ています。オバマのVP選びのポイントは、以下のエリアをカバーする人となります。
- 豊富な経験(特に安全保障と外交面)
- Change(変革)の推進者
- オバマ陣営の勝利を必要とする州に強い
Bidenは、2008年の民主党大統領候補者、30年以上の議員経験、ワーキングクラスの息子でカソリック、Senate Foreign Relations Committeeの議長で安全保障の長い経験を持ち、上記の1の条件をカバーします。Kaineは、ヴァージニアという共和党とのバトルグラウンドの州知事で、ワシントンの政治シーンから遠く、カソリックの伝道者、市民運動の弁護士、スペイン語堪能と、オバマに必要な2と3をカバーします。Bayhは、中道的立場で、オバマの訴える「変革」という価値観を共有し、同じくバトルグラウンドのインディアナ州という点で、2と3をカバーします。ただし、彼はイラク戦争に強く賛成したという過去を持ち、彼をオバマのVPにすることを反対する署名運動ページもFacebookで立ち上がっており、ちょっと難しいという観測があります。
私の個人的な選択は、Bidenです。理由は、以下です。
- オバマの若さをカバーする年齢と経験
- 「安全保障」のエキスパート
- ワーキングクラスとカソリック
- ディベイトに強く、オバマのソフトな語り口とは正反対
英語で、「Good Cop & Bad Cop(優しい警官と強面の警官)」という言い方がありますが、Bidenの相手に睨まれても、引き下がらない強面の姿勢は、オバマのソフトさを保管するコンビネーションだと思います。ロシアとグルジア、イラクとアフガニスタン、イランやパキスタンと、外交・軍事・安全保障に関する問題は、ますます米国の重要な課題として、立ちふさがっています。KaineやBayhでは、これを完全に任せられない以上、オバマは、Bidenを選ぶべきだと思います。彼は、自身の政治経験において、最も重要なこととして、「National Domestic Violence Volunteer Act(女性に対する家庭内暴力防止ために法案)」を可決したことだと、主張しています。これによって、被害にあった女性たちは、ボランティアの弁護士のサポートを得られるようになりました。私は、個人的にもこうした地道な法案可決を、Bidenが重要視していることを評価しています。
どんなウサギがシルクハットから飛び出すかは、わかりませんが、そのEメールを受信したら、ブログします。

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