今日で100日目を迎えたObama(オバマ)大統領は、タウンホールスタイルのミーティングで、現在ミズーリ州にいます。今日は、あとで大統領就任100日の公式のコンファレンスがありますが、今日発表された「81%の人たちが、大統領のパーソナリティが好き」という数字は、オバマ大統領の最も強力な武器と言えます。NBC/WSJの調査(4/23-26)では、大統領の人柄は圧倒的に米国民に支持されています。
- 大統領のパーソナリティが好き:81%
- 大統領のパーソナリティが好きではない:15%
大統領の人柄を支持する81%のうちの30%は、彼の政策を認めていません。それでも、大統領を好んでおり、これは今後政権の大きな課題となる「ヘルスケアと環境・エネルギー」という政策を法制化する上で、大統領の大きな支えとなります。CBS/NYTの調査でも、歴代の大統領就任100日の仕事の評価と比べて、最も人気のあったレーガン大統領を超えて、オバマ大統領は68%とトップに立っています。
- オバマ:68%
- ブッシュ:56%
- クリントン:49%
- レーガン:67%
- カーター:64%
昨日は、ペンシルバニアの共和党議員のArlen Spectorが民主党転向を表明して、大統領の就任100日を祝うかのように、オバマ政権と民主党に大きなギフトを贈りました。彼は、最初は民主党に所属しており、その後共和党に鞍替えして、共和党の中で大統領の経済刺激策に賛成票を投じるなど、中道的な立場で評価されてきた共和党議員です。いまだに揉めているミネソタ州の民主党のAl Frankenが、正式に上院議員に認定されると、民主党は上院で60議席を占めることになります。ですので、Spectorの共和党離党宣言は、「Dr. No」となって何でもかんでも大統領の政策に反対する共和党にとって、手ひどいダメージで、Spectorに続いて中道的な政策支持のメイン州の2人の女性上院議員の動きにも、目が離せない状態となります。ただし、民主党も、Spectorという中道的な立場の議員が入ってきたことによって、極端なリベラル寄りの政策の法制化は難しくなり、より慎重に中道的な妥協を強いられると思われます。
最初の100日よりも、その次の100日がもっと厳しいと言われますが、オバマ大統領はその認識があるからこそ、「キャンペーンモード」で、オフラインでは、「タウンホールミーティング」を続けながら、直接国民と語るために地方に出かけました。またオンラインでは、昨日エントリしたように、eメールで「Organizing for America」と呼ばれる何百万人のオバマサポーターに100日間の実績を伝えて、それをコミュニティで共有するように呼びかけています。通常の大統領、あるいは政治家は、当選・就任以降は、めったに直接支持者にコンタクトしてきません(献金が必要な場合以外は)。オバマ大統領は、それとは反対に、オンオフで活発に国民に語りかけてきます。このコネクト&コミュニケーション活動が、81%の人気を支えています。政策自体は、半信半疑でも、「国民を第1に考えて、国民のためにマルチタスキングで働いている大統領」を、しっかり見つめている米国民は、大統領に「結果をもたらすための時間」を与えると思います。

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